

ウコンは、南アジアを中心に自生するショウガ科の多年草植物であり、薬用に用いられるのは主として根茎の部分です。伝承医学の分野では、古くから優れた薬効が認められ、現代でも漢方生薬として広くあつかわれております。琉球王朝の時代から、肝臓の解毒作用を高める強肝薬や健胃薬として珍重されてきました。
そんなウコンに今、科学の光が当てられ、さまざまな現代病や、がん・糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果があることが解明され、にわかに脚光を浴びてきました。
ストレスの多い社会に生きているからこそ、自然の一部である人のカラダには「自然の薬=生薬がいい」という原点へと返り、有史以来、人々が体験的に求めてきた癒しの力がいま、現代科学によって認められたと言えるでしょう。
南国の太陽と肥沃な土壌が育んだ大自然のパワーが血液を浄化し、自然治癒力を高めて、体質そのものを改善しながら病気を治す。それが、生薬ウコンなのです。

ウコンは世界で数十種類もあるといわれておりますが、主に使用されるものは三種類あります。その特徴は・・・。
・秋ウコン(学名 ウコン)秋に白い花を咲かせ、クルクミンをもっとも多く含む。肝臓、二日酔い、がん予防に
・春ウコン(学名 キョウオウ)春にピンクの花を咲かせる。心臓、健胃、血液の浄化
・紫ウコン(学名 ガジュツ)晩秋に紫の花を咲かせる。精油成分が豊富
ウコンには数百種類とも言われる成分が含まれ、クルクミンや、精油成分、フラボノイド、ミネラル類、食物繊維などの成分が相乗的に働いて、カラダの広範囲に薬理効果を発揮すると言われています。効き目が穏やかで、副作用のないのも生薬ならではの特徴です。

ウコンは抗酸化作用と解毒作用の両面から、私たちの健康を守ってくれます。
- 1.強肝作用
- 胆汁の分泌を促し、肝臓の働きを助けて有害物質を排出。
肝機能障害の予防と治癒に効果を発揮します。
- 2.抗がん作用
- ビタミンEなどに匹敵する強力な抗酸化作用で免疫力を高め、発がんを抑えがん細胞の増殖を防ぐ。
- 3.活性酸素除去
- 現代社会のあらゆる原因で発生する活性酸素を除去し、さまざまな病気を予防する。
- 4.健胃作用
- 胃の働きを整え、胃炎や十二指腸潰瘍を改善する。
- 5.血液の浄化
- 血液中のコレステロールや中性脂肪を溶かして血行を促進。
血管壁を強くして、動脈硬化や心筋梗塞を予防。
又、インシュリン抵抗性を改善して、糖尿病の発症や進行を抑える。
- 6.肥満防止
- コレステロール抑制。
- 7.美肌作用
- シミ・しわ等 美肌作用。

病気の80%は「活性酸素」の仕業といわれています。
その過剰に発生した活性酸素をストップさせるのが、体内で合成される「抗酸化酵素」です。
ところが偏った食生活やストレス、加齢などにより「抗酸化酵素」の合成力は低下していきます。
そのため「抗酸化物質」を多く含むものを体外から取り入れなければなりません。
「抗酸化酵素」の中でも特に強い力を持つ、SOD(スーパーオキシサイド・ディスムターゼ)という酵素がありますが、
ウコンにはSODと同等の働きをする強力な抗酸化作用が確認されています。
この抗酸化作用で、本来持つ体内の免疫力を高め、健康なカラダに導いていきます。

ウコンは、肌の健康と関係が深い肝臓機能を活発にして、加齢とともに低下する解毒作用をアップ。肌組織のターンオーバー(新陳代謝)を整え、肌が自ら美しくなる力をサポートします。
また肌をサビさせる老化因子=活性酸素と闘い、ハリ・ツヤ・潤いのある若々しい美肌に導きます。
さらにウコンの根茎に含まれる色素成分クルクミンは、紫外線を浴び続けることで発生する
「ゼラチナーゼ」という酵素の抑制をし、シワを防いだり、メラニン色素の生成を抑えてシミを防ぐ働きがあることも研究の結果で分っています。
私たちはそんなウコンの生命力の助けを借りて、若さと健やかな肌を保てるというわけです。